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トップニュースは原発中心…紙面や時間が減り、本当に困っている人が置き去りにされているのではないか「… 



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トップニュースは原発中心…紙面や時間が減り、本当に困っている人が置き去りにされているのではないか

「未曽有」という言葉が、ちまたにあふれている。
巨大地震と大津波による甚大な被害、それに深刻な原発事故が重なり、「未(いま)だ曽(か)つて有らず」の過酷な現実が私たちに突きつけられた。
特に、原発事故は制御困難な異常事態に陥り、放射性物質が漏れ続け、国内外に不安を広げている。
石橋克彦・神戸大名誉教授が提唱した大地震と原発事故が重なる複合災害「原発震災」そのもの。
は原発震災への備えの必要性を繰り返し訴えてきたが、耐震性の強化などが十分図られる前に、現実のものになってしまった。
発生から日がたつにつれ、未曽有の出来事が重なる「罪」が脳裏によみがえる。
阪神大震災発生から約2カ月後、私は被災地で取材していた。
ある朝、被災地の様子を伝えるテレビジョンの画面が、突然、東京都内の映像に切り替わった。
地下鉄サリン事件の発生だった。
それ以降、ニュースの主役はサリン事件になり、被災地の扱いは次第に小さくなっていった。
学生ボランティアの男性に「被災地は忘れられてしまったのでしょうか」と怒りにも似た視線を投げかけられた私は、返す言葉がなかった。
今、新聞もテレビジョンも雑誌も、トップニュースは原発中心だ。
放射性物質が各地へ広がるという前例のない事故に、社会の関心が集まるのは当たり前。
間違いなく重要なニュースだ。
しかし、その分、避難所で凍えている人、おなかをすかせている人、大切な人をなくしたり、行方不明の家族(人間はすべて善でもあり、悪でもある。極端はほとんどなく、すべて中途半端だ)を思い夜も眠れぬ人の声を伝える紙面や時間が減り、「本当に困っている人が置き去りにされているのではないか」と自問自答している。
「原発事故さえ起きなければ」と思わずにいられない。
原発震災の罪は、本当に重い。
発信箱:原発震災の罪=永山悦子(科学環境部)

人生は一冊の書物に似ている。 馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、 賢い人間はそれを念入りに読む。 なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから



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