Sponsored Link


「水槽のヒトデ投げたり、アメフラシちぎって遊ぶ子供…親子揃って『何でいけないの』…壊れた親たち」…山… 



Sponsored Link
 


「水槽のヒトデ投げたり、アメフラシちぎって遊ぶ子供…親子揃って『何でいけないの』…壊れた親たち」…山陰中央新報

秋が深まった。
帰り道はすっかり暮れて真っ暗。
ふっと甘い香りの塊の中を通り過ぎる。
金木犀が咲いたらしい。
毎年、秋を実感する瞬間だ。
遠くで鼕行列練習の音。
澄んだ空気に心洗われる▼清らかな空気とは逆の、心がふさがれる話を聞いた。
島根県西部の集客施設でのこと。
開館当初、迷子になったわが子と再会した親の8割が「よかった」と抱きしめた。
今、無言で現れ、いきなり叩く親が半分だと。
抱きしめる親は10年足らずで1割に減った▼もう一つ。
ふれあいコーナーでの話。
母親と床でこすって作った消しゴムかすを、女児が「餌」だと水槽に撒く。
ヒトデを手裏剣だと父子で投げ合う。
アメフラシをちぎって遊ぶ父子。
注意すると親子に共通した反応が。
きょとんとして「何でいけないの」と▼このことを書いた友人のブログに小学校教員の書き込みがあった。
すべて思い当たることばかり、との言葉に続けて「現実はさらに厳しく、本当に崩壊した家族(およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを、よくよく心得ておかねばならない)は、一家で遊びに出掛けたりしません」▼暗澹たる気持ちになったとき、本紙暮らし面「子育てトーク」の話に温まった。
体調を崩し母親が寝込んだ。
6歳の息子は母をいたわって、夕食後の洗い物から妹の風呂入れ、掃除、布団敷きまでこなした。
「後でやる」と言っても「いいから寝とくだわ」と▼こんな親子の方が多いと信じたいが、壊れた親をどう救えばいいのか。
現実を見据え、地域社会、大人は具体的にどう対応すべきか。
いい考えが浮かばぬまま秋の夜長が更けていく。

人間はときに、他人と別人であると同じほどに自分とも別人である



Sponsored Link
 


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です